7th E-Life!

【第二回】Makuake「繋」ナイフBLOG

2022.06.10

【第二回】Makuake「繋」ナイフBLOG

お届けできるのは
最小ロットの超ミニマム。

今回我々7th E-Lifeが企画・製作しました
アウトドア料理用折り畳みナイフの「繋ぐナイフ」。
デザイン、ブレード形状、その刃物としてのコンセプトは兵庫・播州三木の刃物職人「FEDECA」が作り上げたオリジナルの折り畳みナイフです。今日のキャンプ人気も牽引する、アウトドアフィールドで人気を博しているナイフなのでご存知の方も多いことでしょう。

そしてその刃の部分には、昔の日本刀のような刃紋を想起させる積層鋼材のダマスカス刃を今回は特別に用意いたしました。それを担当してもらったのは岐阜・関の刃物職人「スミカマ」です。 
 
三木と関。
地域は違えども、どちらも日本有数の刃物産地。しかも同業種なので、本来であればライバルともいえるその関係性。普通であれば今回の依頼はお断りされて当然の案件。FEDECA設計の図面に、スミカマの技術とノウハウのある刃を組み合わせるという案件なのです。しかも、その持ち手となるハンドル部分には、これまたその木の特性や素性がわからない使用量が極端に制限される超希少種の木素材を、加工した後に組み合わせて欲しいとのお願いなのですから。 
 
そんな様々な垣根を飛び越えて、我々7th E-Lifeたっての希望で懇願し、今回のナイフ作りのためにとお互いの持ち味を生かした上でその技術をミックスさせる、そのことがどういった化学反応を起こしてくれる作品になるのかを両社にご説明。その志をご理解いただくことで今回のコラボレーションがようやく実現できました。 
 
ダマスカス刃の波紋とハマグリ刃形状による鋭い切れ味。その独創的な反ったシルエットだからこそ実現できた折り畳みナイフなのに包丁のように使いこなせるFEDECAの使い心地。そして、唯一無二の所有欲を満たしてくれる超希少種による柄の模様と手触り。そのどれかひとつが欠けても成立しなかったのが今回のプロジェクトなのです。

コストを考えたらビジネスロットなら最低でも500~600本、通常なら5000本単位を作らないと成立しなかったと言われた今回のコラボ作。生産数が極めて少ない極小ロットとなっているのはハンドル部分となるその柄部分の調達量が極少量しか確保できない貴重な木工素材であることから、なのです。 
 
自社の本来の生産ラインを止めてまで、この手間暇のかかる作業への理解を示していただいたFEDECAとスミカマの職人の皆さま。この両社の職人の皆さんには感謝しかありません。お互いの存在を認め合った職人同士のあうんの呼吸がここにはあります。3社それぞれの匠がつないだ奇跡の一本のため、販売はMakuakeのみの限定販売となります。今後一般販売をすることはありません。 
 
次回以降のブログでは、FEDECAとスミカマ、そして希少種である木素材について順次、ご紹介していきたいと思います。そして困難を極めた製作ストーリーも。
ご期待ください。 
 
ここで一句。 
 
コラボのみ
じつげんできた
とくべつ感
こんかい逃すと
二度目は無いな 
 
今回の、第2回キーワードは <な> です!

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